OODA LOOP(Chet Richards)
書籍情報
書籍目次
- 日本語版への序文
- 原書序文
- OODAループの概念図
- 第1章 強い者が戦いに勝つとは限らない
- なぜ軍事戦略がビジネスに役立つのか?
- 電撃戦(Blitzkrieg)――弱者が強者に勝つ戦略の本質
- 量的優位性は勝利の条件にならない
- 何が間違っていたのか?
- 敵に先ずる1分が勝利を呼び込む
- ホンダ・ヤマハ戦争――ビジネスにおける電撃戦
- スピードが最強の武器になる
- [訳者解説]ビジネスに役立つ機動戦略
- 第2章 目に見える数字だけでは最悪の結果を招く
- 何が勝利へと導くのか?
- アジリティ(機敏性)
- 勝利を計算する?
- ランチェスター戦略のモデル
- 消耗戦――致命的な大失敗に終わる戦略
- 電撃戦は偶然の勝利ではない
- 恋と戦争では手段を選ばない
- 戦略モデルの限界
- [訳者解説]戦略におけるソフトとハード
- 第3章 OODAループ――勝つべくして勝つための最強ツール
- 人間、思考、兵器、この順序を守れ!
- 電撃戦を成功させる4つの属性
- 属性1:相互信頼(Einheit)
- 属性2:皮膚感覚(Fingerspitzengefühl)
- 属性3:リーダーシップ契約(Auftrag)
- 属性4:焦点と方向性(Schwerpunkt)
- 暗黙なコミュニケーションを重視する理由
- なぜ性能が劣るF-86がMig-15に圧勝したのか?
- OODAループとは何か?
- OODAループが敵にもたらすこと
- クラウゼヴィッツの摩擦
- アメリカ軍の軍事ドクトリンに見るアジリティ
- [訳者解説]暗黙的コミュニケーション
- 第4章 OODAループはビジネスに何をもたらすのか
- 勝利する兵は、最初に勝ち、それから戦場に赴く
- 自ら望むように生き残る
- 戦略と計画
- 戦略をいかにしてつくるのか?
- 勝つべくして勝つ戦略の基本的な考え方
- OODAループを高速で回す効果
- ビジネスの世界でボイドの戦略は機能するのか?
- いくつかの戦略の罠
- ネルソンの漏斗
- 過去の戦略を投げ出し、もう一度やり直す
- [訳者解説]結局のところ戦略とは何なのか?
- 第5章 OODAループを高速で回すための組織文化
- なぜ組織文化が基礎となるのか?
- 組織文化1:相互信頼を醸成している
- 相互理解を尊重する者を称賛し、そうでない者を排除する
- 相互信頼を壊すもの
- 組織文化2:直感的能力を活用している
- 職務を通じて直感的能力を磨く
- 組織文化3:リーダーシップ契約を実行している
- ミッション型命令を指示する唯一の方法
- 組織文化4:焦点と方向性を与えている
- なぜ目的の設定だけではだめなのか?
- ビジネスで考慮すること
- 個の力と組織の力
- ボイド型の組織文化を構築する
- [訳者解説]焦点と方向性、ビジョン、ミッション、目的
- 第6章 機動戦の原則をビジネスに応用する
- 顧客や市場を形成する
- 奇なくして正なし
- ステーキを売るのでなく、シズル感を売れ
- いかにしてビジネスに奇を持ち込むのか?
- 最初から正と奇を考える
- 奇の感覚を磨く
- ただ待てばよいのではない
- 本当に死ぬ目に逢いたいか
- 奇の閃光はアイデアの明確さに先立つ
- 進むべき道
- [訳者解説]ビジネスにおける正と奇の機動戦
- 第7章 OODAループで実際に何をするべきか
- われわれは何も保持していない
- 市場の形成に焦点を当て続けよ
- 他社よりも上手にするだけでは勝てない
- スピードを焦点にする
- 成長するアイデア
- OODAループが機能していることをどのように知るのか?
- 処方箋にできるだけしたがう
- [訳者解説]ビジネスにおけるボイド型戦略
- 注
- [訳者解説]いま、なぜOODAループなのか