エラスティックリーダーシップ――自己組織化チームの育て方(Roy Osherove)
書籍情報
- 著者:Roy Osherove(著), 島田浩二(訳)
- 発行日:2017-05-12
- ISBN:9784873118024
- URL:https://www.oreilly.co.jp/books/9784873118024/
書籍目次
- 目次
- はじめに
- 第I部 エラスティックリーダーシップを理解する
- 1章 チームリーダーマニフェストに向かって努力する
- 1.1 なぜ気にかける必要があるのか
- 1.2 管理者になることを恐れない
- 1.3 チームリーダーマニフェスト
- 1.4 次にやること
- 1.5 この章のまとめ
- 2章 リーダーシップスタイルをチームのフェーズに合わせる
- 2.1 チームリーダーの役割
- 2.2 困難を乗り越えて成長する
- 2.3 修羅場とリーダーシップスタイル
- 2.4 どのリーダーシップスタイルを選ぶべきか
- 2.5 リーダーシップスタイルとチームのフェーズ
- 2.6 3つのチームフェーズ
- 2.7 チームがフェーズ間を移動するとき
- 2.8 次にやること
- 2.9 この章のまとめ
- 3章 バス因子に対処する
- 3.1 バス係数とバス因子
- 3.2 バス因子を取り除く
- 3.3 バス因子の発生を防ぐ
- 3.4 次にやること
- 3.5 この章のまとめ
- 1章 チームリーダーマニフェストに向かって努力する
- 第II部 サバイバルモード
- 4章 サバイバルモードに対処する
- 4.1 サバイバルモードかどうか
- 4.2 サバイバルモードから抜け出す
- 4.3 ゆとり時間を作り出す—必須のアクション
- 4.4 なぜゆとりか?
- 4.5 指揮統制リーダーシップ
- 4.6 移行期間に行う必要のあること
- 4.7 チームが大きい場合は?
- 4.8 広域チーム(分散しているチーム)の一部である場合は?
- 4.9 次にやること
- 4.10 この章のまとめ
- 4章 サバイバルモードに対処する
- 第III部 学習モード
- 5章 学習することを学ぶ
- 5.1 谷とは何か
- 5.2 谷を受け入れる
- 5.3 チームを谷に飛び込ませる
- 5.4 次にやること
- 5.5 この章のまとめ
- 6章 コミットメント言語
- 6.1 言質を与えない言い方
- 6.2 言質を与える言い方
- 6.3 それはあなたの制御下にあるか
- 6.4 制御下にあるものにコミットする
- 6.5 不可能なコミットメントを可能なものに変える
- 6.6 どうやって取り組みに彼らを乗せるか
- 6.7 もしメンバーがコミットメントを果たせない場合はどうするか
- 6.8 コミットメントの会話を完了する
- 6.9 「いつになったらやる」ではなく「いつまでにやる」
- 6.10 この言語を使うべき場所
- 6.11 次にやること
- 6.12 この章のまとめ
- 7章 メンバーを成長させる
- 7.1 挑戦的課題
- 7.2 はじめて挑戦したとき私はどう反応したか
- 7.3 挑戦的課題を使うとき
- 7.4 挑戦や成功の欠如を責めない
- 7.5 宿題
- 7.6 あなた自身とチームのペースを調整する
- 7.7 過ちから学べるだけの十分な時間があるか
- 7.8 メンバーを育てるべきではない状況はあるか?
- 7.9 次にやること
- 7.10 この章のまとめ
- 5章 学習することを学ぶ
- 第IV部 自己組織化モード
- 8章 自己組織化を促進させるためにクリアリングミーティングを行う
- 8.1 ミーティング
- 8.2 何が起こったのか
- 8.3 誠実さとは何かについて再び
- 8.4 ミーティングの進行を保つ
- 8.5 次にやること
- 8.6 この章のまとめ
- 9章 影響パターン
- 9.1 権力を行使することについて
- 9.2 次にやること
- 9.3 この章のまとめ
- 10章 管理職のためのマニフェスト
- 10.1 管理職のためのマニフェスト
- 10.2 サバイバルモード
- 10.3 学習モード
- 10.4 自己組織化モード
- 10.5 その他の白熱した質問
- 10.6 次にやること
- 10.7 この章のまとめ
- 8章 自己組織化を促進させるためにクリアリングミーティングを行う
- 第V部 チームリーダシップについて知るべきこと
- 11章 フィードバック Kevlin Henney
- 12章 衝突を学習へと導く Dan North
- 13章 おそらく技術的な問題ではない Bill Walters
- 14章 コードをレビューしよう RobertC. Martin(アンクル・ボブ)
- 15章 空気、食料、水をドキュメントする Travis lllig
- 16章 査定とアジャイルは仲が良くない GaryReynolds
- 17章 学習を通して導くということ:チームリーダーの責務 Cory Foy
- 18章 Coreプロトコルの紹介 Yves Hanoulle
- 19章 考えを改めよう:あなたはチームを作っている Jose Ramón Díaz
- 20章 リーダーシップと成熟したチーム Mike Burrows
- 21章 作業負荷を分散する John Hill
- 22章 メンバーが自分たちで仕事を管理できるようにする Lior Friedman
- 23章 見守り、尋ね、敬意を示す Horia Sluşanschi
- 24章 開発者が幸せな状態であれば、質の高い仕事が得られる Derek Slawson
- 25章 彼らの仕事をするのをやめる Brian Dishaw
- 26章 コードを書こう。ただしやりすぎないこと PatrickKua
- 27章 マネージャーからリーダーに進化する Tricia Broderick
- 28章 変化のペースに影響を与える Tom Howlett
- 29章 近接マネジメント JuergenAppelo
- 30章 バベルフィッシュ GilZilberfeld
- 31章 あなたはリーダーであって、すべてを知る者ではない JohannaRothman
- 32章 行動は言葉よりも雄弁 DanNorth
- 第VI部 日本人執筆者によるチームリーダーシップについて知るべきこと
- 33章 リードについて 関将俊
- 34章 チームに成長してもらうためのリーダーシップ 永瀬美穂
- 35章 コミュニケーションメンテナになる 海野弘成
- 36章 困難に立ち向かうチームのリーダーへ 柄沢聡太郎
- 37章 コンセプチュアル・リーダーシップ 栗林健太郎
- 38章 OSS開発のリーダーシップ まつもとゆきひろ
- 39章 「刀は堂々と抜け」〜兼任リーダーの心得'17 岡島幸男
- 40章 リーダーシップは誰のものか たなべすなお
- 41章 一緒に成長できるリーダーを育てよう 庄司嘉織
- 42章 採用プロセスについてもっと考えよう 吉羽龍太郎
- 43章 あなたは少なくともあなた自身のリーダーである 井原正博
- 44章 うまくいったらどうなるの 関将俊
- 45章 現場リーダーのための6つの原則 平鍋健児
- 46章 大事な問題にフォーカスする 伊藤直也
- 訳者あとがき
- 索引
1章 チームリーダーマニフェストに向かって努力する
- リーダーシップの原則
- チームリーダーマニフェスト
2章 リーダーシップスタイルをチームのフェーズに合わせる
チームが持つ3つのフェーズ
- サバイバルモード
- 学習モード
- 自己組織化モード
リーダーシップのスタイル
- 指揮統制型
- コーチ型
- ファシリテーター型
チームのフェーズとリーダーシップスタイル
- サバイバルモード → 指揮統制型
- 学習モード → コーチ型
- 自己組織化モード → ファシリテーター型
6章 コミットメント言語
コミットメント言語とは?
- 曖昧さを排した宣言
- 何かの作業をする際に「私は○日までに○○をします」と言ったように期日と成果を明確に宣言する
制御下にないものは約束できない
- 不確定要素を含むものをコミットメントすることはできない
不確定要素を制御可能な概念に変換する
- バグ修正などは不確定要素を含む(難易度が事前にはわからない)
- そのようなタスクについては工数をコミットメントする
- 「来週は少なくとも毎日x時間はバグ修正に工数を充てます」
コミットメントを果たせない場合は?
- 無理だと分かった時点では最速で関係者に連絡
コミットメントの会話で言い換え
- 人間は無意識に言い訳の余地を残そうとするので、聞く側で補正していやる必要もある
- 「つまり、○日までに○○を行うのですね?」
- [NOTE]
- 嫌な感じはするな
「いつになったらやる」ではなく「いつまでにやる」
- デッドライン駆動ということかな