誤解だらけの人工知能(田中潤、松本健太郎)
書籍情報
- 著者:田中潤(著), 松本健太郎(著)
- 発行日:2018-02-15
- ISBN:9784334043384
書籍目次
- はじめに
- なぜ「人工知能って結局何なの?」に答える本は少ないのか
- 専門家の田中さんと翻訳者の松本
- 人工知能について分かりやすく、具体的に理解できる1冊をめざして
- 第1章 みんな人工知能を勘違いしている
- 「人工知能」とは何か? ・・・松本健太郎の質問
- 「人工知能」とは・・・田中潤の答え
- 「人工知能は○○だ」と定義するだけ無駄である
- 「ディープラーニングはプログラミングである」という批判
- 人間の脳を人工的に作っているから人工知能って言うのでしょう?
- 人工知能は人間の「脳」を模倣している?
- 人工知能はどのようにして人間を超えようとしているのか?
- 「シンギュラリティ」は勘違いされている
- なぜ、ここまで「ディープラーニング」は注目されるのか
- ディープラーニングは画像認識の精度が凄い
- ディープラーニングは空気を読めない
- 「ディープラーニング」は万能なのか?
- なぜディープラーニングは万能に見えるのか?
- 「量が多ければ良いとは限らない」通説を覆したディープラーニング
- ディープラーニングは柔軟性に優れている
- ディープラーニングにデメリットはあるのか?
- なぜ、あらゆる場面に「ディープラーニング」は浸透しないのか?
- あまり知られていないディープラーニングの性質とは?
- 意味を理解せず、特徴だけを見ているディープラーニング
- 「ディープラーニング」の弱点を克服するには何が必要か?
- 注目すべき技術は「理由付け」する方法
- 「なぜ?」が無いディープラーニング
- 「なぜ爆撃機は帰ってきていないのか?」という洞察は浮かばない
- 第2章 人工知能はこの先の社会をどう変えていくか?
- 第1節 2018年
- なぜ、巨大ベンチャーは「スマートスピーカー」に取り組むのか?
- なぜ事例探しに苦労するのか?
- リアルデータ争奪戦が始まった
- 音声認識が受付UXを変える
- なぜ音声認識は精度よりテクニックなのか?
- 音声認識はデータの前処理に時間がかかる
- なぜ「やりたい内容」と「やれる内容」のギャップは生まれるのか?
- どうやってギャップを埋めるか?
- 人工知能をビジネスに導入するには
- リスク1:ディープラーニングを理解した人材の不足
- リスク2:人工知能を導入する組織の勉強不足
- リスク3:質の高い学習データの不足
- 人手不足解決のため、人工知能は誰にでもやれる事務全般を担えるか?
- 「忖度」のできない人工知能
- お掃除ロボットの進化で考える人工知能とビジネスの距離感
- 第2節 2020年代
- 東京オリンピックで自動運転車、ロボットタクシーは活躍しているか?
- 自動運転技術はどこまで進んでいるのか?
- ディープラーニング+顔認証、テロ対策にも有効か?
- ディープラーニング+顔認証はここまで進んでいる
- 人工知能は挙動を学習して「怪しさ」を検出できるか?
- プライバシーへの配慮
- 医療、建築……どんどん進むディープラーニングの導入
- 人間の認識率が低ければ、直ぐにでも……
- 「上手くいかなかった」はニュースにならない
- この先、人工知能はどのように進化するか、はどうすれば分かるのか?
- ロボットで考える人工知能の進化
- 法律、規制、倫理で考える人工知能の進化
- 第3節 2030年代
- 人工知能を持つロボットは人間を凌駕するか?
- 人の集まる「場」作りの重要さ
- 「当たり前にできる」が一番凄い
- 人工知能は教育を変えるか?
- 人工知能に教えられる、という違和感への反発
- 東ロボくんが越えられなかった壁
- グランドチャレンジから次にやってくる人工知能が見えてくる
- 2030年でも人工知能が浸透しない業界はあるか?
- 人工知能の導入が進まない業界とは
- ディープラーニング自体の開発が遅れている日本
- ブロックチェーンと人工知能の相性は良い?
- 第4節 2045年以降
- シンギュラリティが訪れて私たちの仕事を奪うのか?
- 人工知能とチャットボット
- チャットボットは人工知能ならぬ人口無能?
- なぜチャットボットは対話ができないのか?
- 「あるとき」と「ないとき」の差分こそが意味
- 人工知能が意味を理解するとどうなるのか?
- 意味を理解するのは難しい
- 意味を理解する人工知能と人間の差は無くなる
- 意味を理解する人工知能に「自我」は芽生えるか?
- 第1節 2018年
- 第3章 社会に浸透する人工知能に私たちはどのように対応するべきか?
- 人工知能が浸透した時代の働き方とは?
- 組織の時代から個人の時代へ
- 私たちは古代ローマ時代に還る
- 人工知能時代にこそ考えるべきベーシックインカム
- ベーシックインカムはどこまで浸透しているか?
- 人工知能により真っ先に職場を追われる人の気持ちを考えられるか?
- ベーシックインカムが無いまま人工知能の浸透が進むと……
- 人間は「知能」が全てなのか?
- 人工知能は個人の生き方すら変えてしまうのか?
- 個人・個性こそが全て
- インターネット上の「信用」文化
- 人工知能のせいで都会と地方は分断される?
- 企業は人工知能時代にどう立ち向かうべきか?
- 企業はどのような目線で人工知能を導入するか
- 人工知能を開発する企業に必要な心構えとは
- 政府は何をするべきか?
- 統計学の設置を
- これから訪れる人工知能時代に向けて私たちが明日からできることは?
- ビジネスマンは今すぐプログラミングを始めよう
- これからの21世紀を生きる子どもたちは数学をやろう
- 今から始めよう、今から動き出そう
- おわりに