ソフトウェア・ファースト(及川卓也)
書籍情報
- 著者:及川卓也(著)
- 発行日:2019-10-15
- ISBN:9784822289911
- URL:https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/19/P89910/
書籍目次
- はじめに
- ボーッと生きてんじゃねえよ!
- 突然ですが、クイズです
- 1章:ソフトウェア・ファースト
- サービス化する社会
- オール・シングス・マスト・パス
- 産業のサービス化とは
- サービス化を象徴するSaaSの普及
- サービス化を支えるプロダクト開発手法の変化
- 未来のユーザーのために
- 機敏性を高めるアジャイル開発手法
- 走りながら考えるDevOps
- ソフトウェア・ファーストとは
- あらゆる企業活動を変革する
- Column アズ・ア・サービス開発、実践の前提条件〜サイボウズ 執行役員 開発本部長 佐藤鉄平氏に聞く
- サービス化する社会
- 2章:IT・ネットの“20年戦争”に負けた日本の課題と光明
- 日本経済の没落とIT産業力の関係
- 80年代まで最強を誇った日本のハイテク産業
- アプリケーションの時代になって失われた競争力
- 要因1:ITを「効率化の道具」と過小評価
- 過去の成功体験にとらわれITが持つ力を見誤る
- SI産業の歴史と拡大してきた背景
- SIerの功罪
- SIerが採るべき今後の選択肢
- 要因2:間違った「製造業信奉」から抜け出せない
- 開発の終わりがなくなった現代のソフトウェア
- パッケージソフトからSaaSへの移行で変わること
- 製造業の開発プロセスを参考にするべき点と異なる点
- 要因3:サービス設計〜運用面での誤解
- 「狩野モデル」で考える、間違った品質追求の愚
- 現実に即してない情報セキュリティポリシー
- データ活用に感じる2つの違和感
- ITサービスで存在感を示すためのアイデア
- 「フィジカル×サイバー」領域の新規事業
- プラットフォームを構築せよ
- Column あらゆるサービスは「課題解決」のためにある〜エムスリー VPoE 山崎聡氏、AI・機械学習チームリーダー 西場正浩氏に聞く
- 日本経済の没落とIT産業力の関係
- 3章:ソフトウェア・ファーストの実践に必要な変革
- DXの本質的な意味
- バズワードに踊らされないために
- 各社それぞれの定義
- DXの本質はIT活用を「手の内化」すること
- DXの勝者と敗者:ネットフリックスとブロックバスター
- DXは新たな価値を生み出す取り組み
- ポジション別に求められる意識の変化
- 経営陣は先頭に立つ
- マネジャーが変われば組織は変わる
- 現場社員が常に主役
- 「何を提案しても会社は変わらない」と嘆く前に
- プロダクト企画のやり方を変える
- ユーザーニーズを理解する難しさ
- プロダクトアウトは悪か
- 10X(テンエックス)を目指す
- 体を表す名とは
- 競合に対する見方を変える
- ハードウェアはソフトウェアのためにある?
- リーン・スタートアップとデザインスプリント
- アンチ・リーン・スタートアップ
- ユーザーを理解する
- プロダクトの骨太の方針を決める
- 骨太の方針の王道PRD
- 1枚ですべてを表すワンページャー
- プレスリリースから始めよう
- 話しにくいことこそ最初に決めるインセプションデッキ
- もし日本語ワープロを作れと言われたら
- OKRの精神に学ぶ
- リリース後の運用を最初から考える
- 使われないプロダクトはゴミ
- ユーザーの利用状況は宝の山
- NPSを活用する
- 全員を幸せにしなくていい
- ITがすべてではない
- 組織変革を並行して進める
- 変革の拠り所となるミッション
- エイリアンとミュータントを登用する
- デジタイゼーションとデジタライゼーション
- 経営陣の中で誰が決めるのかを明確にする
- 組織文化を変えるヒントは「インナーソース」にあり
- Column 変革には長期視点の「仕込み」が必要〜コニカミノルタ 執行役 IoTサービスPF開発統括部長 江口俊哉氏に聞く
- DXの本質的な意味
- 4章:これからの「強い開発組織」を考える
- 理想の体制を考える前に
- 開発を外部委託する問題点
- 内製化に対する4つの誤解を解く
- 外部リソースを使っても問題ない場合は?
- 全員がプロダクト志向になる
- 内製化のモデルケース:アマゾンの倉庫自動化
- 開発組織を整備するステップ
- ソフトウェア開発に必要な職種
- 開発組織におけるマネジャーの役割
- プロダクトマネジャーとエンジニアリングマネジャー
- CTOとVPoE
- 自社に合ったジョブ・ディスクリプションを作ってみる
- 職能組織と事業主体組織
- 出島戦略
- エンジニアの採用難をどう乗り越えるか?
- 給与テーブルにひもづく人事制度を見直せ
- 採用後の定着も見据えて「評価」のやり方を変える
- 評価基準の設定に悩んだ時の解消法
- 採用戦略へのアドバイス
- 人材エージェント頼みの採用は間違い
- 最初の1名の重要性
- 組織文化を変える
- Column 変化に強い開発組織は「信頼」から生まれる〜さくらインターネット 代表取締役社長 田中邦裕氏に聞く
- 理想の体制を考える前に
- 5章:ソフトウェア・ファーストなキャリアを築くには
- キャリア形成の「型」を知る
- T型のスキル構築
- T型からπ(パイ)型へ
- 複数の縦軸を作る時の選び方
- スキルの棚卸し
- 将来のキャリアパスを考える
- ソフトウェアエンジニアのキャリア3大分類
- 職位とパフォーマンスをどう評価するか
- マネジャーになることに抵抗がある人へ
- 日本の典型的な事業会社でキャリアを築くには
- 職種別・具体的なキャリアパス
- ソフトウェア・ファーストな人材になる第一歩
- 生涯「ソフトウェアに携わる人」として成長する
- POINT1 “なんで俺だけ?” ――社会人1年目
- POINT2 “ひたすら挑戦” ――米国マイクロソフトへ出向
- POINT3 “このままでいいのか” ――マイクロソフトへの転職と汎用スキル習得
- POINT4 “Something New” ――安定への恐怖〜グーグルへの転職
- POINT5 “Something new again” ――さらなる高みを目指して
- POINT6 “独自色” ――スタートアップへの挑戦〜独立
- すべては移り変わる
- キャリア形成の「型」を知る
- おわりに
- 「はじめに」で出したクイズの答え合わせ
- 付録:モダンなプロダクト開発を行うための技術と手法
- クラウドでのアズ・ア・サービス
- マイクロサービスアーキテクチャ
- 開発・運用手法の進化