情報を読む技術(中西輝政)
書籍情報
- 著者:中西輝政
- 発行日:2011-01-15
- ISBN:9784763131089
書籍目次
- 1章 情報を知る
- タダほど怖いものはない
- 相容れない立場の情報は、自分を映し見る鏡になる
- 既知情報をいったん捨ててみる
- 重大情報ほど、トップから漏れる
- 「情報源の情報」には裏がある
- 「尺度情報」を読み取る
- 一つ先のことを考えるための情報
- 「情報操作」を見抜く
- 定点観測は「土地勘のある分野」から
- 相手の「育ち」を調べる
- 「誕生(成り立ち)」に目を向ける
- 思考過程がきちんと示されているか
- 映像時代の情報の落とし穴
- 「メディア・リテラシー」に学ぶ
- 死守すべきものがあれば、情報感度は高まる
- 2章 情報を読む
- 「愚かな楽観主義」より「活力ある悲観主義」
- 「便りのないのはいい便り」はありえない
- 大筋を枠組みをつかむ
- 「背後でなにか進行している」を前提にする
- 報道の大小で重要性を判断しない
- 「一辺倒」でない情報は信用できる
- 世代的な情報断絶は、予測困難な時代をつくりだす
- 「原理主義者」の情報に気をつける
- 「ありえない」という情報が蔓延すると、大きな変化が起こる
- 相手が「隠そうとしている」ものを読む
- 規律化するのは本来それができていないから
- 「故意に強調されない情報」の真意を見抜く
- 「グレーゾーン」の存在を意識する
- 「みんな同じ」だと思考停止を招く
- 経済情報は、尺度として扱う
- 見えないものを「逆時系列」で読む
- 圧倒的支持を受けているものは危うい
- 権力者に近い知識人の情報は信用できない
- テレビのニュースショーを信じるな
- 学者や評論家の「通信簿」をつける
- 情報はつねに主観的だと思え
- 表面的なイメージの「反面」を見る
- 「人間情報」を組織共有のものにする
- 自分の「情報ぐせ」を意識する
- 3章 情報を使う
- 「信用」は、決定的な嘘をつくためにある
- 無形のものに金をかけたほうが勝つ
- 力を過信すると、情報力は衰える
- 情報は弱者にとっての最大の武器である
- 交渉や戦いの巧拙よりも、情報の有無が勝負を決める
- 情報部は執行部と距離を置くもの
- 「三十年の危機」の経験に学べ
- 主導権争いが、情報機関の発達を阻害する
- 「情報は早く、行動は遅く」の本当の意味
- 「正しさ」と「上手さ」を混同しない
- 情報の本質を「プラグマティズム」にある
- 好ましくない情報にこそ聞くべき価値がある
- 4章 情報を活かす
- 「農耕的思考」から「狩猟的思考」へ
- 情報戦略の優劣が大差を生む
- 「ねじれ現象」の裏には情報格差がある
- 情報戦争は、意外な人物にまで及ぶ
- 結果から見た意味づけは、事実を歪める恐れがある
- 「情報」を「知恵」に結晶させる心構え
- 枠を一歩踏み出すと、大事な情報が見えてくる
- 先を見通すために、過去の似た事例から学ぶ
- 情報の逆手を取ってうごめく官僚たち
- 「歴史的記憶」情報による判断
- 乏しい情報力を補う「国民力」
- 戦後史から現代に活かせる情報を見る
- 変化への対応の遅れが、大きな犠牲を招く
- あらゆる情報に増して重要な、「日本とは何か」という情報