超一流諜報員の頭の回転が速くなるダークスキル - 仕事で使える5つの極秘技術 - (上田篤盛)
書籍情報
- 著者:上田篤盛(著)
- 発行日:2022-09-16
- ISBN:9784847072314
- URL:https://www.wani.co.jp/event.php?id=7477
書籍目次
- プロローグ
- 01 諜報員の極秘技術で”頭の回転は速くなる” ――仕事・ビジネスで成果が出る「諜報の型」
- 歴史上で2番目に古い職業「スパイ」
- 諜報員の仕事の「型」を知れば頭の回転は速くなる!
- 諜報員は任務時にさまざまな能力を使う
- CIAとFBIの違い ――情報組織とは?
- エリートの優秀な頭脳をあなたへ
- 超方針の資質があれば、引く手あまたの存在に
- 優れた諜報員もみんな初心者だった
- コミュニケーション、情報収集・分析、記憶、リスク管理を学べば最強!
- 基本の思考ツールDADAでミッションを達成する
- 仕事とビジネスに使えるスキルを厳選して学ぼう
- 02 情報収集力が高まる頭の使い方 ――情報源、ターゲット、情報の真偽を見定める「諜報の型」
- 大前提として「なぜ、それを行っているか?」は隠す
- 重要な情報源オシントとヒューミントとは?
- CIA元副部長の「HEAD」思考法
- ヤコブはドイツ軍の組織について、公開情報のみで正確な情報を得た
- 観察の質を上げる任務分析
- D機関の口頭試験「階段は何段だったか?」
- 小さな情報が大化けする中野学校式「フェルミ推定」
- 秘密情報を聞き出す2種類のインタビュー
- フグの扱い方と、情報の扱い方は同じ!?
- ヒトラーがダマされた情報 ――ニセ情報の特徴とは?
- フェイクニュースは二層構造
- とにかく”情報源は批判的に見る”に限る!
- 感情と数字は惑わされる大きな要因
- 03 人の心を掌握する頭の使い方 ――協力者とつながり、信頼関係を結び、操る「諜報の型」
- 例外なく、諜報員はコミュニケーション上手
- 信頼を得ることを第一に考える
- ”嘘も方便”から自分を守る
- 協力者を選び、獲得し、情報を得るテクニック「SADR」
- では、警戒心を持たれないアプローチ法はあるのか?
- 諜報員が使う砂時計会話術
- 超一流の聞き上手になる4つの武器
- FBIの好感度の法則 ――手っ取り早く相手に好感を持ってもらうには?
- 場がシラケない程度に会話を続けることも大事
- CIA式「初対面を攻略する」究極の技術
- 性格のタイプによってアプローチを変えて協力者にする
- 相手の心を操作するMICEの威力
- 04 記憶して、瞬時に引き出す頭の使い方 ――”キーワード” ”話の内容” ”人物” を覚える「諜報の型」
- 会話と思考の瞬発力、未来予測のために
- KGBが使う3つの記憶術
- 三原則をさらに有効に使いこなす!
- 西洋スパイと忍者に共通する記憶術
- こうすれば、人の名前と顔は忘れない!
- 情報分析官の「メモせず人の話を覚える」技術
- 「YES/NO」質問で会話を覚える
- 最も需要なことは想起力
- フレームワークとツリー構造で整理する
- 05 情報分析力を高める頭の使い方 ――インテリジェンスを意思決定、行動に活かす「諜報の型」
- 情報は加工することで価値が上がる
- CIAのインテリジェンス・サイクルとは?
- 自分ひとりでインテリジェンス・サイクルを回す!
- 精度の高いインテリジェンスのつくり方
- 戦略につながる情報分析術
- 成果につながる問いは4つある
- 行き詰まった時の6つの型
- 現状分析のための基本のフレームワーク分析
- 分析官はテクノロジー分析に60%の力を注ぐ
- クロノロジー分析の方法と意味
- シナリオプランニングであらゆる問題に対処する
- 筋の良いシナリオをつくる2つの手法
- 06 ”冷静に” ”すばやく” 実行するための頭の使い方 ――状況判断、リスク管理、感情コントロールのための「諜報の型」
- メンタルに頼らず冷静に実行する
- 諜報員が特にオススメするのは「状況判断力」
- 共食いをするサメは排除する
- 認知バイアスの罠を知り、冷静な感情を保つ
- ちょっとした工夫で自分を防衛する
- 死と隣り合わせなのに、なぜ平常心でいられるのか?
- エピローグ
01 諜報員の極秘技術で”頭の回転は速くなる” ――仕事・ビジネスで成果が出る「諜報の型」
[概論]
- スパイはスゴイという話
- スパイの思考法は役に立つよという話
- スパイは頭の回転が命なので、頭の回転を上げる為の「型(フレームワーク)」を持っているという話
- 情報収集、情報分析、記憶術、コミュニケーション、リスク管理...
- 思考ツール「DADA」について
思考ツール「DADA」について
- OODAループの亜種
- Data: 情報収集
- Analusys: 分析・理解
- Descion: 決定・判断
- Action: 行動
02 情報収集力が高まる頭の使い方 ――情報源、ターゲット、情報の真偽を見定める「諜報の型」
[概論]
- 情報収集の目的は秘密にするべき
- オシント/ヒューミントの説明
- HEAD思考法
- 公開情報だけでドイツ軍の組織(人事)を分析した話
- ミッションアナリシス
- 情報の評価
- ニセ情報を判断する4つのポイント
- フェイクニュースの構造
HEAD思考法
- (1) 「問い」を設定する
- (2) 「問い」を明らかにする為の枠組みを決める
- (3) 枠組みに収まり、問いの解明に必要な情報だけを集める
HEAD思考法サンプル
- 背景: 家を購入する
- 問い: 現在の生活スタイルを守ることができ、職場への通勤が1時間以内の物件はあるか?
- 枠組み: 居住地、価格・ローン、間取り、周辺環境、ハザードマップ、設備etc...
- 情報収集: 枠組みに沿って情報を集める
- 意思決定: 集めた情報を元に意思決定する
フェイクニュースの構造
- 誤情報 → 誤り + 害意なし
- 虚偽情報 → 誤り + 害意あり
- 害悪情報 → 事実 + 害意あり
ニセ情報を見破る4つのポイント
- 情報源が明らかにされているか
- 情報源を不用意に信頼しない
- 取材、手記の類は「盛り付け」「脚色」「意図的な誘導」が常態である
- 情報源の成立時期を特定する
内的批判の原則
- 一般的知識・経験的知識からの妥当性
- 一貫性・具体性(詳細度)
- 関係のある他の情報・知識との関連性
- 感情が揺さぶられる情報には注意が必要
- 数字は疑ってかかる(統計は操作されがち)
情報の評価
- A -- 信頼できる
- B -- 概ね信頼できる
- C -- かなり信頼できる
- D -- 必ずしも信頼できない
- E -- 信頼できない
- F -- 信頼性を判断できない
情報の確実性
- 1 -- 事実だと確認できる
- 2 -- 多分事実
- 3 -- 恐らく真実
- 4 -- 真実か疑わしい
- 5 -- ありそうにない
- 6 -- 真実かどうかを判定できない
03 人の心を掌握する頭の使い方 ――協力者とつながり、信頼関係を結び、操る「諜報の型」
[概論]
- 人身掌握術について
MICE
- Money(金)
- Ideology(思想・信条)
- Compromise(虚栄心)
- Ego(顕示欲)
04 記憶して、瞬時に引き出す頭の使い方 ――”キーワード” ”話の内容” ”人物” を覚える「諜報の型」
[概論]
- 記憶術について
- KGBの記憶術三原則
- 場所記憶法
- ストーリー記憶法
- 変換法
- 人の名前を記憶するコツ
- メモせず人の話を覚える技術
- 想起力
- フレームワークで記憶を整理
KGBの記憶術三原則
- (1) 関連付け
- (2) 視覚的イメージ
- (3) 感情を伴わせる
05 情報分析力を高める頭の使い方 ――インテリジェンスを意思決定、行動に活かす「諜報の型」
[概論]
- 情報分析について
- CIAのインテリジェンス・サイクル
- 精度の高いインテリジェンスの作り方
- 情報分析 2種類
- 成果につながる4つの問い
- 行き詰まった時の6つの型
- シナリオプランニング
- 筋の良いシナリオを作る2つの手法
CIAのインテリジェンス・サイクル
- (1) 計画・指示
- (2) 収集
- (3) 処理
- (4) 分析・作成
- (5) 配布
精度の高いインテリジェンスの作り方
- 基礎インテリジェンス
- 動態インテリジェンス
- 見積もりインテリジェンス
情報分析 2種類
- 基礎分析
- 動態分析
成果につながる4つの問い
- (1) 現在の問い * クローズドクエスチョン
- (1) 現在の問い * オープンクエスチョン
- (1) 未来の問い * クローズドクエスチョン
- (1) 未来の問い * オープンクエスチョン
シナリオプランニング
- 基本シナリオ、代替シナリオ、想定外シナリオ
問いの設定
- (1) 言い替え
- (2) 180度回転
- (3) 焦点の拡大
- (4) 焦点の集約
- (5) 焦点の変換
- (6) 理由の追求
筋の良いシナリオを作る2つの手法
- (1) バックキャスティング
- (2) フォアキャスティング
06 ”冷静に” ”すばやく” 実行するための頭の使い方 ――状況判断、リスク管理、感情コントロールのための「諜報の型」
[概論]
- メンタルコントロールについて
- リスク管理の2つの鉄則
- 情報判断能力が重要
- 協調性について
リスク管理の2つの鉄則
- (1) 目立ちすぎない
- (2) 用心を怠らない