言ってはいけない(橘玲)
書籍情報
- 著者:橘玲(著)
- 発行日:2016-04-20
- ISBN:9784106106637
- URL:https://www.shinchosha.co.jp/book/610663/
書籍目次
- まえがき
- I 努力は遺伝に勝てないのか
- 【1】遺伝にまつわる語られざるタブー
- 馬鹿は遺伝なのか
- 依存症・精神病は遺伝するのか
- 犯罪は遺伝するのか
- [コラム1]遺伝率
- [コラム2]遺伝と犯罪
- 【2】「頭がよくなる」とはどういうことか――知能のタブー
- 親の収入と子どもの学歴の関係は
- 人種とIQについてのタブー
- 差別のない平等社会をつくれないワケ
- 「知能格差」の真因とは
- [コラム3]ユダヤ人はなぜ知能が高いのか
- [コラム4]アジア系の知能と遺伝
- 【3】知識社会で勝ち抜く人、最貧困層に堕ちる人
- 経済格差の根源は何か
- 超高学歴でエリート主義のスノッブたち
- 強欲な1%と善良で貧しい99%
- 日本社会に潜む「最貧困層」
- 【4】進化がもたらす、残酷なレイプは防げるか
- 犯罪は「凶暴な男」の問題
- 進化のために赤ん坊が殺される
- 妻殺しやレイプを誘発する残酷な真実
- オランウータンもレイプする
- 夫婦間のレイプはなぜ起こるのか?
- [コラム5]実の親と義理の親の子殺し
- [コラム6]家庭内殺人と血縁
- 【5】反社会的人間はどのように生まれるか
- こころを支配するもの
- 心拍数と反社会的行動の因果関係
- 犯罪者になる子ども、実業家になる子ども
- 「発汗しない子ども」は良心を学習できない
- 「賢いサイコパス」と「愚かなサイコパス」
- 少年犯罪者や異常性欲者への驚愕の治療法
- 脳科学による犯罪者早期発見システム
- 子どもの選別と親の免許制
- 非科学的な人権侵害よりも脳科学による監視社会を
- [コラム7]犯罪と妊婦の喫煙・飲酒
- 【1】遺伝にまつわる語られざるタブー
- II あまりに残酷な「美貌格差」
- 【6】「見た目」で人生は決まる――容貌のタブー
- 写真から性格や未来がわかる
- 外見から知性は推測できる
- 「最初の直感」の的中率
- 「面長の顔」は「幅の広い顔」に殺されている
- 顔立ちによる残酷すぎる損得
- 【7】あまりに残酷な「美貌格差」
- 美人とブスでは経済格差は3600万円
- 「美貌格差」最大の被害者とは
- 会社の業績を上げる経営者の顔とは
- 容姿による差別を生む市場原理
- 【8】男女平等が妨げる「女性の幸福」について
- 「男と女は生まれながらにしてちがっている」
- 男と女は別々のものを見ている
- 「男らしさ」「女らしさ」の正体とは
- 「母性愛」のもと、オキシトシン
- 男女でちがう「幸福の優先順位」
- [コラム8]女子校ではなぜ望まない妊娠が少ないのか
- 【9】結婚相手選びとセックスにおける残酷な現実
- 一夫多妻と一夫一妻はどちらが得か
- メスの狡猾な性戦略
- 避妊法の普及が望まない妊娠を激増させる
- 低学歴の独身女性があぶれる理由
- 【10】女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか?
- ヒトの本性は一夫一妻?
- 睾丸とペニスの秘密
- 女性の性衝動は弱いのか?
- チンパンジーとボノボ
- 農耕社会がすべてを変えた?
- 女性がエクスタシーで叫ぶ理由
- フリーセックスのユートピアは遠い
- 【6】「見た目」で人生は決まる――容貌のタブー
- III 子育てや教育は子どもの成長に関係ない
- 【11】わたしはどのように「わたし」になるのか
- 双生児の奇妙な類似
- 「高貴な血」と「穢れた血」
- 遺伝するもの、しないもの
- 「こころの遺伝」の明暗
- 【12】親子の語られざる真実
- 「氏が半分、育ちが半分」の真偽
- 言語・宗教・味覚にまつわる遺伝の真相
- 子どもはなぜ親のいうことをきかないのか
- 【13】「遺伝子と環境」が引き起こす残酷な真実
- 同じ遺伝子でもちがう性格になるケース
- 「選抜された22人の少年たち」の実験
- 黒人少年が生き延びるたったひとつの方法
- 英才教育のムダと「バカでかわいい女」
- 【11】わたしはどのように「わたし」になるのか
- あとがき
- 注釈:参考文献
【1】遺伝にまつわる語られざるタブー
[概論]
- 知能は遺伝する
- 依存症・精神病も遺伝する
- 犯罪傾向も遺伝する
- しかし、公の場でそれを口にすることはタブーとされがち(救いようがないから)
【2】「頭がよくなる」とはどういうことか――知能のタブー
[概論]
- 人種と知能は関連性がある(ただし、あまりにもセンシティブ過ぎてまともに研究されることはない)
- 黒人は大学の黒人枠を割り当てられて優遇されているが、黒人全体としては相変わらず知能が低い(が、これを指摘した研究者は猛バッシングを受けた)
- 不安を感じやすい因子を持つ人種は不安を解消する為に努力する傾向にあるので、平均的なIQが高くなる模様
【3】知識社会で勝ち抜く人、最貧困層に堕ちる人
[概論]
- アメリカの経済格差は知能の格差
- アメリカの高所得者は特定の地域に集中する理由について
- 最貧困層について
- 最貧困女子について
- 知識社会の欺瞞について
MEMO:
- アメリカの高所得者は特定の地域に集中する
- ワシントン、ニューヨーク、サンフランシスコなど
- いずれも政治やIT産業など知能が収入に直結する職種が集まる
- つまり、アメリカで成功する人間は知能が高い人間という事になる
【4】進化がもたらす、残酷なレイプは防げるか
[概論]
- 犯罪者が男性に多い理由
- 赤子殺しについて
- 夫が妻を殺す理由について
- 動物のレイプについて
- 女がレイプでは感じない理由について
【5】反社会的人間はどのように生まれるか
[概論]
- 脳腫瘍で自動ポルノに目覚めた男の話
- 犯罪者と心拍数の関係性について
- 発汗しない子供と将来の犯罪者について
- サイコパスについて
【6】「見た目」で人生は決まる――容貌のタブー
[概論]
- やはり外見は人生の成功に影響する
【7】あまりに残酷な「美貌格差」
[概論]
- 人間の美的感覚の普遍性について
- ブスは美人より稼げない傾向がある
【8】男女平等が妨げる「女性の幸福」について
[概論]
- 社会的成功を手にした女性が続々と家庭に戻る現象について
- 男女の脳の違い
- 男らしさ、女らしさは最初から脳にインストールされている模様
- 男女の幸福の優先順位の違い
【9】結婚相手選びとセックスにおける残酷な現実
[概論]
- 人間が近親婚を忌避する理由
- 人間が一夫一妻制を採用する理由
- 黒人女性の結婚について
【10】女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか?
[概論]
- 女性の性欲を否定するキリスト教的イデオロギー
- 動物の性戦略
- 旧石器時代は乱婚であった
- 女性がエクスタシーで叫ぶ理由
【11】わたしはどのように「わたし」になるのか
[概論]
- 「わたし」がどのように発生するのか
【12】親子の語られざる真実
[概論]
- ???
【13】「遺伝子と環境」が引き起こす残酷な真実
[概論]
- 子供が才能に気付くタイミング