論理で人をだます法(Robert J. Gula)
書籍情報
- 著者:Robert J. Gula(著), 山形浩生(訳)
- 発行日:2006-03-30
- ISBN:9784022500847
- URL: https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=7256
書籍目次
- 序章 日常は意味のない会話にあふれている
- 第1章 感情的表現(1) ――人を丸め込む
- 001 同情に訴える
- 002 特別扱いを求める
- 003 罪悪感に訴える
- 004 恐怖に訴える
- 005 希望に訴える
- 006 おせじを使う
- 007 ステイタスに訴える
- 008 バンドワゴン・アピール(みんなやってますよ!)
- 009 愛情に訴える/信頼に訴える
- 010 プライドや忠誠心に訴える
- 011 誠実さに訴える
- 012 ポピュリズム(俗情との結託)
- 第2章 感情的表現(2) ――人を扇動する
- 008 バンドワゴン・アピール(前章にも登場)
- 013 繰り返し
- 014 自信
- 015 真面目さ、誠実さ
- 016 単純化
- 017 レッテル貼り(ネームコーリング)
- 018 ステレオタイプ化
- 019 かっこいい大風呂敷
- 020 スローガン
- 021 転移
- 0221 有名人の証言
- 023 "みんな仲間"
- 024 俗物根性へのアピール
- 025 文脈を無視した統計
- 026 "たくさんの方が・・・"(大数)
- 027 問題のでっちあげ(悪者、スケープゴート)
- 028 事実のでっちあげ(カードスタッキング)
- 029 命令
- 第3章 感情的表現(3) ――ほのめかしをうまく使う
- 030 ヒントを出す
- 031 強調
- 032 証拠の選択
- 033 口調を変える
- 034 言い回しを変える
- 035 単語の選び方
- 036 たとえ(比喩)
- 037 並列
- 038 無関係なディティール
- 039 イメージ単語
- 040 大げさなことば、ジャーゴン、ダブルスピーク、ゴブルディーグック
- 041 悪いイメージの単語
- 042 誘導尋問(コントローリング・クエスチョン)
- 第4章 <番外編> 論理のごまかしを見分ける
- 論証のしくみ
- 論証の「虚偽」
- 論証の「有効」「無効」
- 三段論法を理解する
- 論証のまちがいと隠された前提
- 論証の形式的な誤り
- 第5章 無関係な話を持ち出す
- 人格談義
- 043 人格攻撃
- 044 地位や立場を非難する
- 045 交友関係を非難する
- 046 ポイズン・ウェル(井戸に毒を盛る)
- 責任転嫁
- 047 "オマエモナー"
- 048 質問返し(カウンター・エクスチョン)
- 無関係な理由
- 049 "ノーンセクイトゥル"(前提と結論が無関係)
- 038 無関係なディテール(再登場)
- 050 脅しをかける
- 051 無知に訴える論証
- 権威への訴え
- 052 イプセ・ディキシット("〇〇さんもおすすめ!")
- 053 過去または過去の権威に訴える
- 054 漠然と権威にすがる
- 055 決めつけ
- 056 信頼に訴える
- 057 「聖域」
- 058 警句、故事成句、スローガン、ことわざ、決まり文句など
- 059 ジャーゴン(専門用語)
- 060 伝統や前例に訴える
- 061 語源学の悪用
- 数字の悪用
- 062 不適切な平均
- 063 パーセントの悪用
- 064 サンプリングでだます
- 065 あいまいな統計
- 自信たっぷりの憶測
- 066 個人的な保証
- 067 個人的な経験
- 068 ドミノ理論
- 069 神頼み
- 070 憶測と事実の混同
- 人格談義
- 第6章 話をそらす
- レッドヘリング(燻製ニシン)
- 071 ユーモア、皮肉、嘲笑、あてこすり、パロディ、仕草
- 072 気の利いたせりふ
- 073 たとえ話を文字通りに受け取る
- 074 ハッタリ
- 075 重箱の隅をつつく・揚げ足取り
- 076 わからないふりをする
- ストローマン(わら人形)
- 077 相手の発言を拡大解釈する
- 078 相手が言ってないことを言ったことにする
- 079 単なる例にかみつく
- 080 代案にかみつく
- 081 問題のすりかえ
- レッドヘリング(燻製ニシン)
- 第7章 あいまいさと不正確な推測
- 082 ことばのあいまいさを悪用する
- 083 厳密ではない物言い
- 084 口調のあいまいさ
- 085 皮肉っぽい態度
- 031 強調(再登場)
- 086 文脈と離れた引用
- 087 切り貼り引用
- 088 気のない称賛
- 089 あいまいな語法
- 090 文法的なあいまいさ
- 037 並列(再登場)
- 091 省略三段論法
- 第8章 混乱と不正確な推測
- 092 語句の混同
- 093 多義語
- 094 大言壮語
- 095 ダブルスタンダード/ダブルシンク
- 096 視野狭窄
- 097 循環論法/論点先取
- 098 否定と反対を取り違える
- 099 合成の虚偽
- 100 分割の虚偽
- 101 不適切な分配・加算の虚偽
- 102 共通の性質に基づく決めつけ
- 103 意見、憶測、推測、見解を事実と混同する
- 104 全体と一部、「ある〜」と「ほとんどの〜」の混同
- 第9章 原因と結果の混同
- 105 必要条件、十分条件、寄与条件を混同する
- 106 関節原因と直接原因の混同
- 107 自己正当化
- 108 原因と結果のとりちがえ
- 109 続けて起きただけでの現象に因果関係を見る虚偽
- 110 同時に起きただけの現象に因果関係を見る虚偽
- 111 原因でないものを原因として扱う/偶然
- 112 間違った結論
- 第10章 単純化しすぎる
- 113 個別性の虚偽
- 114 複合質問
- 115 排中律/「2つにひとつ」の虚偽/「白か黒か」の虚偽
- 116 お手軽な分類
- 117 結論に飛びつく
- 118 ヒゲの虚偽
- 119 「すべて」の虚偽
- 120 "間をとって..."/妥協の虚偽
- 121 循環定義/はぐらかし定義
- 122 堕落の虚偽
- 123 復帰の虚偽
- 124 時間の虚偽
- 124 より大きな悪の虚偽/ポリアンナ的解決
- 125 決意の虚偽
- 126 理想主義の虚偽
- 127 黙契の虚偽
- 129 にせのジレンマ
- 第11章 まちがった比較や対比
- 130 アナロジーの悪用
- 131 統計の誤用
- 132 無意味な対比
- 133 無効な対比
- 134 一貫性の虚偽
- 第12章 はぐらかし
- 135 半分だけの真実
- 136 質問にあいまいに答える
- 137 回答をごまかす
- 138 引き延ばし
- 139 "一歩一歩進もう"
- 140 「もし」が多すぎる
- 068 ドミノ理論(再登場)
- 141 相手の発言を言い換える
- 142 伝統と前例を持ち出す
- 143 質問のすりかえ
- 第13章 <番外編> 何のための議論か、を考えよう
- 第14章 誤解を招きやすい表現
- 144 意味論的あいまいさ/発言のあいまいさ
- 145構文的あいまいさ
- 146 あいまいな接続詞
- 147 あいまいな並置
- 148 あいまいな「両方」
- 149 あいまいな「すべて」
- 150 あいまいな「か」
- 151 選択肢のひとつが真であることを理由にもうひとつの選択肢を偽と考える虚偽
- 152 あいまいな「もし〜なら」
- 153 後付肯定の虚偽
- 154 全県否定の虚偽
- 155 条件連鎖(仮定の積み重ね)
- 第15章 <番外編> 三段論法について
- 三段論法の3つの項
- 全称/特称、周延/不周延
- 全部/一部、肯定/否定
- 三段論法とベン図
- 中概念不周延の虚偽
- 不当周延の虚偽
- 三段論法を調べるテクニック(1) ベン図
- 三段論法を調べるテクニック(2) 概念を置き換える
- 三段論法を調べるテクニック(3) 規則を調べる
- 三段論法を調べるテクニック(4) 妥当な形式一覧
- 第16章 最後に
- 訳者あとがき