Science Fictions あなたが知らない科学の真実(Stuart Ritchie)
書籍情報
書籍目次
- 序文
- 第1部 「あるべき」と「ある」
- 第1章 科学の仕組み
- 科学論文出版の基本プロセス
- 真の科学が備える価値観
- 第2章 再現性の危機
- 再現性が失われた原因
- 医学における大きすぎる代償
- 第2部 欠陥と瑕疵
- 第3章 詐欺
- 科学の歴史上まれに見る汚点
- 単純な手口による悪質な不正
- 操作された画像
- ノイズの消されたデータ
- 不正な科学の蔓延
- 科学者に紛れ込む詐欺師
- 一度の不正から広がる影響
- 第4章 バイアス
- 発表されないNULLの画像
- メタアナリシスで科学を再分析する
- 「良い値」が出るまで何度もサイコロを振る
- 研究成果をゆがめる利害関係者のたくらみ
- バイアスは人間の性である
- 第5章 過失
- 数値の誤りをどう見抜くか
- サンプルサイズと検定力の関係
- 候補遺伝子研究の落とし穴
- 謙虚で控えめな科学はどこへ
- 第6章 誇張
- 注目が誇張を生み出す
- ポピュラーサイエンス本の誇張された期待感
- 科学者が注目を集めるテクニック
- 栄養学研究の期待と現実
- 正しさより誇張を強いるシステム
- 第3部 原因と対処法
- 第7章 逆インセンティブ
- 駄論文が量産される2つの原因
- 被引用回数が自己目的化する
- 質を低下させるインセンティブ設計
- 第8章 科学を修正する
- 科学を治す潮流
- 統計的有意性のワナ
- 事前登録の運用と効果
- 広がるオープンサイエンスの思想
- 誇張を抑制するプレプリント
- 科学を修正するためのさまざまなシステム
- 技術革新により高まる気運
- 「退屈で信頼できる」科学へ
- エピローグ
- 付録 科学論文の読み方