ソフトウェア職人気質(Pete McBreen)
書籍情報
- 著者:Pete McBreen(著), 村上 雅章(訳)
- 発行日:2002-03-25
- ISBN:9784894714410
書籍目次
- 本書推薦の言葉
- まえがき
- 訳者まえがき
- 第1部 ソフトウェア工学に対する疑問
- 第1章 ソフトウェア工学とは?
- 1.1 ソフトウェア工学のパラドックス
- 1.2 現代におけるソフトウェア工学の定義
- 1.3 ソフトウェア工学は、あなたのプロジェクトに向いているか?
- 第2章 ソフト工学の問題
- 2.1 ソフトウェア開発は体系化かつ定量化することが可能なのか?
- 2.2 十分によいソフトウェアというアプローチの落とし穴
- 2.3 ソフトウェア工学に代わるものとは?
- 第3章 ソフトウェア開発を理解する
- 3.1 資本としてのソフトウェア
- 3.2 ソフトウェア開発において作業の分担は有効なのか?
- 3.3 何にでもフィットするようなフリーサイズは存在しない
- 3.4 ソフトウェア工学よりも適用可能性のあるメタファを探る
- 第4章 ソフトウェア工学よりも優れたメタファを探る
- 4.1 ソフトウェア開発における技芸
- 4.2 伝統的な職人気質との類似点
- 4.3 ソフトウェア開発における技芸の復権
- 第1章 ソフトウェア工学とは?
- 第2部 ソフトウェア職人気質
- 第5章 ソフトウェア開発に人を呼び戻す
- 5.1 職人気質はソフトウェア開発を改善するものである
- 5.2 職人気質によって優れたソフトウェアの記述が開発者に奨励される
- 5.3 武装命令
- 第6章 資格制度の対極に位置する職人気質
- 6.1 個人に基づく職人気質
- 6.2 資格制度は幻想である
- 6.3 個人に着目した職人気質
- 第5章 ソフトウェア開発に人を呼び戻す
- 第3部 ソフトウェア職人気質がもたらすもの
- 第7章 職人気質がシステムのユーザーにもたらす変化
- 7.1 ソフトウェアは簡単にコピーできるため、ソフトウェア職人気質が有効に機能す る
- 7.2 職人とユーザーの関係
- 7.3 素晴らしいソフトウェアには署名がある
- 7.4 職人には注文の多いユーザーが必要である
- 7.5 ソフトウェア職人気質によって共同開発がもたらされる
- 第8章 顧客と職人の関係
- 8.1 現実的なリリース日の設定
- 8.2 十分によいソフトウェアの虚偽を暴く
- 8.3 ソフトウェア職人に、自身の仕事に対するクレジットを与える
- 8.4 開発者間の生産性の違いを利用し始めること
- 8.5 しかし、どのようにしたら開発者が本当に優れているかどうかを判断できるのか?
- 8.6 顧客は職人選定時にコストと品質のトレード・オフを行う
- 8.7 顧客とソフトウェア職人の関係は長期に渡るものとなる
- 8.8 顧客の利益はソフトウェア職人の利益と一致する
- 第9章 職人の管理
- 9.1 ソフトウェア職人は下働きではない
- 9.2 優れた開発者は管理者よりも価値が高い
- 9.3 ソフトウェア職人と管理者の関係
- 9.4 優れた開発者を管理することは喜びであり特権である
- 9.5 ソフトウェア職人はアプリケーション作りが嫌いではない
- 9.6 ソフトウェア職人は、自らが必要なものを得ようと務める
- 第10章 ソフトウェア職人になる
- 10.1 ソフトウェア職人気質は、極端な役割分担を否定する
- 10.2 職人気質には献身が必要
- 10.3 ソフトウェア職人になるには?
- 10.4 伝統的な技芸は何世紀も生き続けてきた
- 第11章 技芸の熟達
- 11.1 ソフトウェアの熟練職人とはどのようなものか?
- 11.2 古株の採用
- 11.3 技芸の熟達とは安定したテクノロジの使用を意味している
- 11.4 技芸の熟達には時間がかかる
- 11.5 熟達は技芸の伝承に対して責任を持つことを意味している
- 第12章 アプレンティス
- 12.1 開発者教育における品質の低下を打開する
- 12.2 アプレンティスになるのは重大なステップである
- 12.3 徒弟制度は生涯学習を根付かせる
- 12.4 アプレンティスの役割
- 12.5 徒弟制度は時間と努力に対する有意義な投資である
- 第13章 ジャーニーマン
- 13.1 技芸におけるジャーニーマンの位置づけ
- 13.2 ジャーニーマン開発者
- 13.3 ジャーニーマンはアプリケーションの調達に注力する
- 13.4 ジャーニーマンはソフトウェア職人気質の重要な役割を担っている
- 第7章 職人気質がシステムのユーザーにもたらす変化
- 第4部 ソフトウェア工学の位置づけを再評価する
- 第14章 ソフトウェア工学に則ったプロジェクト
- 14.1 ソフトウェア工学は巨大システム・プロジェクトに対して用意されたものであ る
- 14.2 ソフトウェア工学に則ったプロジェクトは多種多様で変化に富んでいる
- 第15章 ソフトウェア工学メタファの危険性
- 15.1 低予算でソフトウェア工学を実行することはできない
- 15.2 ソフトウェア工学は科学的管理法を奨励している
- 15.3 ソフトウェア工場:ソフトウェアの流れ作業
- 15.4 長期の再利用は危険である
- 15.5 ソフトウェア開発の標準プロセスという神話
- 15.6 ソフトウェア工学は個人というものを忘れさせる
- 15.7 開発プロセスに必要なものは統合化ではなく、多様化である
- 第16章 ソフトウェア工学からの教訓
- 16.1 規模と複雑さが重要となる
- 16.2 アプリケーションはうまく構造化する必要がある
- 16.3 余裕のない変更は高価なものとなる
- 16.4 チーム内、およびユーザーとのコミュニケーションの重要性
- 16.5 正確な見積りはとても高くつく
- 第14章 ソフトウェア工学に則ったプロジェクト
- 第5部 土壇場になって行うこと
- 第17章 経験 ーープロジェクトを成功させる秘訣
- 17-1 ソフトウェア職人を評判に基づいて選ぶ
- 17.2 職人を評判とポートフォリオで評価する
- 17.3 ソフトウェア職人の選定
- 17.4 ソフトウェア職人に開発チームの他のメンバーを選定させる
- 17.5 共同開発
- 17.6 最先端のテクノロジはできる限り続ける
- 17.7 経験に対して支払う
- 17.8 驚くべき成果
- 第18章 テストの保守のための設計
- 18.1 プロジェクトではなく、アプリケーションのことを考える
- 18.2 保守チームは粗悪なアプリケーションの受け取りを拒否すべきである
- 18.3 保守のための設計
- 18.4 ソフトウェア職人気質は独占されていないオープンソース・ツールを好む
- 18.5 優れたソフトウェアはグローバル対応している
- 18.6 ソフトウェア職人は計画的陳腐化と戦う必要がある
- 18.7 優れたソフトウェアには優れたユーザー・インタフェースが必要である
- 18.8 保守可能なソフトウェアは簡単に診断できる
- 18.9 アウトソーシングの危険性
- 18.10 アプリケーションを構築する際に外部の職人を用いる
- 18-11 保守派アプリケーションの寿命を支える最重要部分である
- 18.12 すべてのソフトウェアが保守可能である必要はない
- 18.13 テストと保守のための設計はロケット工学ではない
- 第19章 永続的な学習
- 19.1 学習環境を作り上げる
- 19.2 ソフトウェア開発における技芸の熟達
- 19-3 訓練コースは細心の注意を払って選択すること
- 19.4 ソフトウェア開発コミュニティ内で目立つことを奨励する
- 19.5 内省的な実践者になる
- 第17章 経験 ーープロジェクトを成功させる秘訣
- エピローグ
- 謝辞
- 索引