データモデリング基礎講座(根本和史)
書籍情報
- 著者:根本和史(著)
- 発行日:2001-11-06
- ISBN:9784798101101
書籍目次
- はじめに
- 推薦文
- PART1 データモデリングって?
- 第1章 データベースをモデルで考える
- システムにおけるモデルとは何か?
- ERモデルとは?
- ERダイヤグラム
- エンティティ定義書と属性定義書
- レビュー、そしてまたレビュー
- 第2章 ERモデルの2つの用法
- 既存システムの再構築に用いる
- 現行データベースの評価
- 要件に合わせてデータ構造を変更する
- 新規システムの構築に用いる
- エンティティ候補を探す
- エンティティの抽出
- エンティティ間の関係は?
- モデリングのポイント
- 第3章 エンティティ間の条件付き関係
- 条件付きの関係とは?
- エンティティ間の関係は全部で10通り
- Null制約について
- 第4章 ERダイヤグラムとデータの構造の正規化
- 正規化はなぜ必要なの?
- データ構造の正規化とは何か
- 正規化の種類
- 第1正規形
- 第2正規形
- 第3正規形
- 正規化はどこまでやるべきか
- 第5章 ERダイヤグラムのレベリングと大規模システムの適用
- 企業レベルERD
- エリアレベルERD
- プロジェクトレベルERD
- 大規模システムはサブシステム分割によってモデル化を行う
- 第1章 データベースをモデルで考える
- PART2 データモデリングの実作業への適用~A出版社の場合~
- 第6章 データモデリングの準備
- A出版社の業務
- エンティティ候補の抽出
- エンティティ候補の整理
- 第7章 ERダイヤグラムの作成1 -月刊誌と専門書に関する業務-
- 最初のERダイヤグラム作成
- 全国の書店に対する月刊誌発送管理
- 雑誌と専門書の違いとは?
- 雑誌エンティティ
- 書店エンティティ
- 書店雑誌発送エンティティ
- 専門書と雑誌のの違いは?
- 3つのエンティティの関係
- エンティティの表現方法
- 識別キーを付加する
- モデリングのルールに反して?
- 購読者エンティティの統合と分離
- 第8章 ERプログラムの作成2 -誌面構成とアンケート情報に関する業務-
- 誌面構成エンティティのモデル化
- 記事エンティティのモデル化
- 非連載エンティティに属性を付加
- 愛読者カードの情報
- エンティティを考える
- 読者エンティティを作る
- 希望プレゼントと資料請求
- 広告商品エンティティ
- アンケート情報のモデリング
- エンティティを分割するか否か
- 参照キー(フォーリンキー)
- 記事NOと記事名称
- スーパータイプエンティティとサブタイプエンティティ
- 第9章 ERダイヤグラムの作成3 -広告受注と入稿管理に関する業務-
- 広告受注管理業務のモデル化
- 広告受注エンティティ
- 月別広告予算エンティティ
- 入稿管理のモデル化
- 第10章 ユーザーインタビュー
- ユーザーインタビューによって何を得るか
- ユーザーインタビューにあたっての注意事項
- ERダイヤグラム作成によって明らかになった不明点の整理
- インタビューでシステム化の範囲を把握
- コラム「モデルを作ることで、胸につっかえていたものが取り除かれる」
- 第11章 ユーザーインタービューの反映
- システムに対する思い(ユーザーインタビューより)
- 優先度とシステム化の範囲
- 今後の作業方針
- コラム「データモデリングって実際に業務で使えるんですか?」
- 第6章 データモデリングの準備
- PART3 データベース設計「見直し」講座
- 第12章 「見直し」講座開講!
- 良い設計/悪い設計を考える
- 第13章 見直しケース1
- 「過去の売上実績が合わない!」
- 稼動後1年が過ぎてから月次の集計の数字がおかしくなった
- プログラムのロジックをじっくり見てみる
- 初歩的なミスを発見
- ERダイヤプログラムを修正する
- わざわざ重複して価格情報を保持する必要があるのか
- 設計の良し悪しはシステムの成長に合わせて見きわめる
- 第14章 見直しケース2
- 「プログラム開発ではこのテーブルに触るな」
- ある特定のテーブルにアクセスすると処理が終わらなくなる?!
- 単にテーブルが羅列されただけのERダイヤグラム
- データモデル以外にも問題が
- ドキュメントの重要性
- 修正されたERダイヤグラムを考察
- 最大データ量の定義がはっきりしていなかった
- 第15章 見直しケース3
- 「巨大なERダイヤグラムはまるでLSIカイロの設計図」
- 会社の全業務が1枚のERダイヤグラムに
- 大規模システムでのデータモデリングとは
- ”30エンティティまで”を1つの目安に
- 現状分析の進め方を見直す
- サブシステムへの分割に活路あり
- 現状のシステムに対する共通認識を持つ
- おわりに
- 第12章 「見直し」講座開講!
- 付録 手法比較表
- 索引