GE 巨人の復活 シリコンバレー式「デジタル製造業」への挑戦(中田敦)
書籍情報
- 著者:中田敦
- 発行日:2017-06-12
- ISBN:9784822255114
書籍目次
- プロローグ さらばウェルチ、過去と真逆に歩む
- 脱・製造業から製造業回帰へ
- デジタル製造業へ
- M&Aとリストラによる成長から自力での成長へ
- 大企業からスタートアップへ
- 激しい社内競争からチームワークヘ
- デジタル変革のお手本
- 第1章 設立125年のスタートアップ
- リーマンショックが襲う
- デジタル破壊が新たな脅威に
- グーグルやIBMが攻めてくる
- モノを売らずにサービスを売れ
- 実は三度目のIT市場参入
- 第2章 GEデジタルはこうして生まれた
- 2011年――シリコンバレーの穴場へ進出
- 2012年――「1バーセントの力」にフォーカス
- 2013年――Predix誕生
- 2014年――産業界のプラットフォームを目指す
- 2015年――GEデジタル独立
- 2016年――プラットフォーマーになる
- 2017年――サンフランシスコへ
- 第3章 目指すはエアビーとウーバー
- デジタルツインで故障を予測
- アマゾンやグーグルに学んで開発
- 物理モデルとデータモデルは併用することに価値がある
- あらゆるモノをつなぐデジタルの糸
- ハードとソフトのドメインナレッジがGEの強み
- サービスは月額課金や成果報酬で提供
- デジタル売り上げの半分は電力分野
- ジェットエンジンは故障予測から燃費改善ヘ
- 貨物列車だけでなく港湾施設の最適化も
- 照明事業が「省エネと安全のサービス事業」に変貌
- 第4章 アイデアはデザイン思考で育む
- BtoCの方法論でサービス開発
- シリコンバレーで生まれたデザイン思考
- デザイナー主導で痛みを発見する
- 解決策をストーリーボードに描く
- ソフト開発者とエンジニアが二人一組で作業
- アプリケーションは数週間ごとに改善
- 人事や経理にもファストワークス
- シリコンバレーには知られざる規律がある
- デザイナーの重要度が日本と大違い
- データサイエンティストは本物の科学者
- オフィスがおしゃれな理由
- 第5章 グーグルそっくりのPredix
- 産業機器に特化したプラットフォーム
- ミドルウエアは明パーセントがオープンソース
- グーグルは世界最強のソフトウエアメーカー
- グーグルをまねたオープンソースが登場
- デジタルツイン用のアプリケーションを提供
- 一番重要なのはグラフDB
- デジタルスレッドを実現するアプリケーションも開発
- アプリケーションはマイクロサービスで実装
- クラウドで提供されるマイクロサービス
- エッジデバイスも用意
- 産業機器を点検する超小型ロボットも開発中
- Predixがもたらした新しい顧客
- 第6章 デジタルで製造現場も変わる
- 10年稼働したエンジンを再生
- さらばストップウォッチ
- 「ポカヨーキー」をデジタル化
- ジェットエンジン部品を印刷する
- 3Dプリンターを使うだけでなく自ら販売
- 第7章失敗が心地よい企業へ
- リーンスタートアップが社訓に
- 年に一度の人事評価を撤廃する
- スマホアプリで「いいね!」「よくないね!」
- おわりに
- 脚注
- 参考文献