熊とワルツを(Tom DeMarco, Timothy Lister)
書籍情報
- 著者:Tom DeMarco(著), Timothy Lister(著), 伊豆原弓(訳)
- 発行日:2003-12-25
- ISBN:9784822281861
書籍目次
- まえがき
- 謝辞
- 日本語版序文
- プロローグ――信念の倫理
- 第1部 なぜリスクを管理するのか
- 第1章 リスクに立ち向かう
- チャンスからの逃避
- 今は何が違うのか
- ボブ・シャラットのリスク・エスカレーター
- リスクを無視する
- これから何をするか
- 第2章 リスク管理はおとなのプロジェクト管理だ
- 「リスク」の当面の定義
- リスクと問題
- リスク移行と移行指標
- リスクの軽減
- 学校におけるリスク管理の例
- リスク管理の各要素
- もう一度言おう
- 「考えられないリスク」の難しさ
- 第3章 デンバー国際空港再考
- このプロジェクトもまた......
- プロセス以外の要因
- DIAのリスク管理
- リスク管理方法の問題ではない
- 誰のせいだったのか
- 第4章 リスクを管理すべき理由
- リスク管理は積極的にリスクをとれるようにする
- リスク管理は不意打ちを防ぐ
- リスク管理は成功するプロジェクトを作る
- リスク管理は不確定要素を限りあるものにする
- リスク管理は最小限のコストによる保険である
- リスク管理は目に見えない責任転嫁を防ぐ
- リスク管理は一部が失敗したプロジェクトを救える
- リスク管理は人材の成長機会を高める
- リスク管理は管理者への不意打ちを防ぐ
- リスク管理は注意すべきところに注意を向ける
- 第1章 リスクに立ち向かう
- 第2部 なぜリスクを管理しないのか
- 第5章 リスク管理をすべきでない理由
- 1. 発注者がリスクに直面できるほど成熟していない
- 2. 不確定範囲が広すぎる
- 3. はっきり不確定幅を決めると、出来の悪い仕事を許すことになる
- 4. 「成功のための管理」の方があてになる
- 5. リスク管理を有効に行うために必要なデータが不足している
- 6. 単独でリスク管理をするのは危険である
- 第6章 不確定性への非難
- 「ああ、あの近づいてくる電車のことですか」
- このテーマの変種
- さいわいワクチンがある
- 第7章 運
- 「それについては運を天にまかせよう」
- 「たしかに4月までというのはきびしいだろう。だからこそ、この仕事をきみに任せたいんだ」
- 衝撃、失望、落胆
- インディ500との比較
- 第5章 リスク管理をすべきでない理由
- 第3部 リスク管理の方法
- 第8章 不確定性を数量化する
- 同じことを図にあらわすと......
- リスク図は今日一般的な慣行について何を語るか
- ナノパーセント日
- 幅があることはわかったが、その幅の広さとは?
- 第9章 リスク管理のしくみ
- たぶん予想することはそんなに下手ではない
- きのうの問題
- さあ、リスク・リストができた――これをどうするんだ?
- 他人のリスク
- リスク・エクスポージャー
- ショーストッパーについて
- リスク準備
- 軽減コスト
- 移行指標と移行監視
- 第10章 リスク管理の手順
- リスク管理を行うには
- Nを基点としたスケジュール管理
- 約束と目標
- 不確定性の置き換え
- リスク調査の公表
- 第11章 基本に返る。
- 「わからない」に隠された意味
- 不確定図(リスク図)ふたたび
- リスクの再定義
- リスク図の性質
- 全体リスクと原因リスク
- 2種類のモデル
- もうひとつのリスク図の形
- 第12章 ツールと手順複雑な合成
- モンテカルロ・サンプリング
- 二つの不確定要素があるランニングのシミュレーション
- ソフトウエア・プロジェクトのリスク・モデル
- シミュレーションの副作用
- RISKOLOGY以外のツール
- 第13章 ソフトウェア・プロジェクトのコア・リスク
- あらゆるソフトウエア・プロジェクトに共通のリスク
- コア・リスク1――スケジュールの欠陥
- コア・リスク2――要求の増大
- コア・リスク3――人員の離脱
- コア・リスク4――仕様の崩壊
- コア・リスク5――生産性の低迷
- コア・リスクを組み合わせた影響
- 完全性の指標としてのコア・リスク
- 第14章 リスク発見プロセス
- 阻害要因
- 決められたプロセス
- ステップ1――破滅的結果についてのブレーンストーミング
- ステップ2――シナリオの構築
- ステップ3――根本原因の分析
- 共存共栄モデルによる方法
- 第15章 リスク管理の力学
- 天罰期からのリスク管理
- 進捗メトリック
- 境界要素の決定
- EVRの計算と利用(その1)
- 第16章 リスク軽減のためのインクリメンタル手法
- インクリメンタル開発とは......
- 受身のインクリメンタル手法(あまりよくない方法)
- 先見的インクリメンタル手法
- 納品されないバージョン
- インクリメンタル開発計画
- EVRの計算と利用(その2)
- インクリメンタル手法のまとめ
- 第17章 究極のリスク軽減戦略
- ジョークではすまない話
- 勇敢なマネジメントと臆病なマネジメント
- たとえできなくても早く始めることが重要な理由
- 第8章 不確定性を数量化する
- 第4部 数量化の方法
- 第18章 価値の数量化
- 今は何が違うのか
- 説明責任の問題
- 効果を厳密にあらわせない4万5328の理由
- 企業にとって最大のリスク
- 効果計算の五つの要素
- 第19章 価値も不確定
- 効果? それは場合による......
- 市場機会
- 実世界からの便り
- 第20章 感度分析
- それが答えだとしたら、何が問題なのか
- インクリメンタルな価値コスト分析
- 規模の経済と不経済
- 現実に戻ると......
- 第21章 価値はリスクを相殺する
- デスマーチ・プロジェクト
- 価値に見合ったリスクをとる
- 第22章 リスク管理手順の修正
- リスク管理を行うには(修正済み詳細版)
- 第18章 価値の数量化
- 第5部 嘘かまことか
- 第23章 リスク管理の検証
- 「われわれはほんとうにリスク管理をしていたのか?」
- 第23章 リスク管理の検証
- 付録A 「信念の倫理」第1部
- 付録B リスク・テンプレート
- 参考文献
- 解説 エコノミークラス的ソフトウエア・リスク管理のススメ
- 訳者あとがき
- 索引
- 著者紹介・訳者紹介