神は、脳がつくった ー200万年の人類史と脳科学で解読する神と宗教の起源(E.Fuller Torrey)
書籍情報
書籍目次
- はしがき
- 謝辞
- 序章 神々の住まい、脳
- 人間は神々を求めている
- 進化理論
- 人間の脳
- 根拠の性質
- 平行進化
- 第1部 神々の創造
- 第1章 ホモ・ハビリス ── より賢くなった自己
- 新皮質は哺乳類の脳の要となるイノベーションだった
- 初期のホミニンたち
- ホモ・ハビリスの脳
- 知能と関係がある基本的な脳領域
- なぜ脳は大型化したのか?
- 第2章 ホモ・エレクトス ── 自分がわかる自己
- ホモ・ハビリスとホモ・エレクトス
- 自己認識
- ホモ・エレクトスの脳
- 自己認識を担う神経細胞?
- 第3章 古代型ホモ・サピエンス(ネアンデルタール人) ── 思いやりのある自己
- 現生人類より大きかったネアンデルタール人の脳
- 心の理論
- 動物に心の理論はあるか?
- 心の理論が損なわれるとどうなるか
- 古代型ホモ・サピエンスの脳
- 心の理論と神々への信仰
- 第4章 初期ホモ・サピエンス ── 自分の心を見つめる自己
- 古代型ホモ・サピエンスと現生人類
- 最初のきらめき
- 自分の心を見つめる自己
- 内省的自己意識と言語
- 内省的自己意識と神々
- 初期ホモ・サピエンスの脳
- 第5章 現代ホモ・サピエンス ── 時間を意識する自己
- 骨角器インダストリー
- 副葬品を添えた意図的な埋葬
- 芸術の萌芽
- 将来の把握:自伝的記憶の進化
- 宗教思想の出現1:死の意味
- 宗教思想の出現2:夢の意味
- ふたたび人間革命について
- 現代ホモ・サピエンスの脳
- 第2部 神々の出現
- 第6章 祖先たちと農業 ── 霊魂を信じる自己
- 狩猟採集から農耕へ
- 人間が初めて建てた神聖な場所
- 祖先崇拝
- 植物の栽培化と動物の家畜化
- 農業と平行進化
- 生者と死者
- 頭蓋骨崇拝
- 最初期の神々
- 初期農耕民の脳
- 第7章 政府と神々 ── 神を信じる自己
- 祖先たちの一部がだんだん神に祀り上げられた
- メソポタミア:文書化された初めての神々
- ほかの初期文明における神々
- おもな宗教の誕生
- 第8章 神々の起源を説明するほかの理論
- 脳の進化理論
- 社会的役割に目を向けた理論
- 向社会的行動に目を向けた理論
- 心理学的側面や慰めの効果に目を向けた理論
- パターン探索傾向に目を向けた理論
- 神経学的側面に目を向けた理論
- 遺伝的側面に目を向けた理論
- 神々は進化の産物か、それとも副産物か?