情報の表現形式
記号
英数字
BPMN
フローチャートの亜種。→Wikipedia:BPMN
DFD(データフローダイアグラム)
データと処理の流れを視覚的に図式化したもの
EBNF(拡張BNF)
ER図
データ間の関連構造を図式化したもの。表現手法は複数ある。
Input→Process→Output(パターン)
IRAC(アイラック)
主に法律分野でよく利用される論文形式。
- Issue
- 問題提起、論点表明
- Rule
- 問題を解決するためのルール、原理原則
- Application
- ルールや仮説を具体的な場面での事象、出来事に当てはめて論証
- Conclusion
- ルールに当てはめて導きだした結論
IMRAD
KPT
プロジェクトなどのふりかえりにおける問題点・課題・良かった事を分類するフレームワーク(?)
- Keep(継続すべき事柄)
- Problem(問題点)
- Try(今後取り組むべき課題)
PFD(プロセスフローダイアグラム)
DFDの拡張版。
PREP法
結論→理由→事例→結論の順に展開する話し方・書き方のパターン
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(事例)
- Point(結論)
SCQA分析
ストーリーを分解したり、説明したりするときの枠組み(パターン)
- Situation -- 長く続く安定した状態/背景
- Complication -- 安定を覆す問題の発生
- Question -- 問題の発生によって発覚した当事者にとっての課題
- Answer -- 課題への回答
(3|5|7)ヶ条
4象限モデル
X軸とY軸を分割したマトリクス、またはそのように表現したモデル。緊急と重要マトリクスが有名。
5Whys(なぜなぜ5回)
トヨタのアレ。ある事柄について5回程度理由を考えていくと根本的な理由に辿り着く。
5W1H
ニュース記事など出来事を伝える際の一般的なフォーマット。
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(誰が)
- What(何を)
- How(どうした)
- Why(なぜ)
[例]
- 2/4未明(いつ)
- 江東区の路上で(どこで)
- 20歳前後と見られる男性が(誰が)
- 死亡しているのが(何を)
- 発見された(どうした)
- 警察は頭部にバールのようなもので殴られた痕跡があることから、何らかのトラブルに巻き込まれたものと見て…(なぜ)
7±2ルール
人間が一度に認知可能な物事の数とされる。
あ
あいうえお順
→五十音順
アルファベット順
→五十音順
意思決定=[対象 賛成 反対 評価 結論]
意思決定に至る検討内容の記録フォーマット。
- 対象 -- 意思決定を行うテーマ。必ず「○○すべきか」など是非を問う形式であること。
- 賛成 -- 懸案事項について肯定的な見解
- 反対 -- 懸案事項について否定的な見解
- 評価 -- 賛成・反対両論の評価
- 結論 -- 最終的な結論
演繹
演繹式主張=大前提→小前提→結論
- 人は死ぬ(大前提)
- ソクラテスは人間である(小前提)
- したがって、ソクラテスは死ぬ(結論)
か
階層構造
帰納
帰納式主張=事実→解釈→結論
- 人物A、B、Cが死んだ(事実)
- これらの事から人間は死ぬと結論できる(解釈)
- したがって、ソクラテスも死ぬ(結論)
教訓=[状況 問題 原因 対策 注意]
問題から得られた知見・教訓・アンチパターンを記述するフォーマット。
- 状況 -- 前提となる状況
- 問題 -- 発生する問題
- 原因 -- 問題の根本原因
- 対策 -- 原因を踏まえた解決策
- 注意 -- 対策を適用する際の注意事項
原則=[原則 根拠 指針 注意]
原則・経験則の記述パターン。ある程度一般化した問題の解決策及び指針を表す。デザインパターンの要約にも。
- 原則 -- 原則自体の要約
- 根拠 -- 何故そう言えるのか
- 指針 -- (原則を踏まえて)どうするべきか
- 注意 -- 適用に際しての注意事項
検討(1)=[検討事項 前提条件 観点{n} 考察 結論]
何らかの比較検討を行う際の記述パターン。
- 検討事項 -− 検討する事柄
- 前提条件 -− 前提となる所与の条件
- 観点{n} -- ある切り口から見たメリット・デメリットなど
- 考察 -- それぞれの観点の考察
- 結論 -- 最終的な結論
考察(1)=[事実 仮説 予測 結論]
仮説をもとにした考察のパラグラフパターン
- 事実 -- 立論の根底となる事実
- 仮説 -- 事実から導かれる仮説
- 予測 -- 仮説が真の場合、発生する事象
- 結論 -- 予測を踏まえた指針、意思決定
[例]
- 今日は雨が降った(事実)
- 雨が降ったため、外出を控えた人が多いだろう(仮説)
- 今日外出を控えた人は、明日外出する予定を立てるだろう。したがって、明日は混雑が予想される(予測)
- 明日は早めに出掛けよう(結論)
考察(2)=[状況 仮説 検証 結論]
ある出来事について原因の仮説と検証を記述するパターン。
- 状況 -- 出来事、事例など
- 仮説 -- 状況に対する仮説
- 検証 -- 考察を補強または否定する論拠、証拠
- 結論 -- 検証結果を踏まえた結論
考察(3)=[対象 仮説 予測 検証 結論]
あるテーマ・対象に関する仮説駆動の研究を記述するパターン。
- 対象 -- 論述・研究する対象
- 仮説 -- とっかかりとなる仮説
- 予測 -- 仮説が真の場合、生ずると思われる現象・反応などの予測
- 検証 -- 実際の結果
- 結論 -- 検証結果を踏まえた結論
考察(4)=[背景 所見 根拠 結論]
- 背景 -- 論点の明示、背景情報の列挙
- 所見 -- 論点に対する個人的見解
- 根拠 -- 所見を裏付ける根拠の提示
- 結論 -- まとめ
五十音順
情報の整理パターン。情報を五十音順に整列する。電話帳、用語集などが該当する。本稿も五十音順による情報整理を行なっている。
さ
再帰構造
作業手順=[目的 手順 注意 終了条件]
何らかの方法を記述するパラグラフパターン。
- 目的 -- 作業の目的、背景など
- 手順 -- 具体的な作業の手順
- 注意 -- 注意すべき事柄
- 終了条件 -- 作業を完了する指標
三段論法
- cf.演繹式主張
- 三段論法 - Wikipedia
指示=[背景 目標 期限 完了条件]
指示・命令を記述するフォーマット。
- 背景 -- 当タスクが発生した背景、事情
- 目標 -- 受諾者が達成すべき目標
- 期限 -- 完了期限
- 完了条件 -- タスクが完了したと見なされる条件(納品条件など)
シーケンス図
時系列
情報の整理パターン。情報を時系列に従って整列する。手順書や経歴書などが該当する。
失敗事例=[目的 行動 障害 結果]
失敗を記述するパターン。目的、行動、障害、結果で構成される。
[例]
- [目的]イカロスは牢屋から脱出する為に空を飛びたかった
- [行動]そこで鳥の羽を蝋で固めて腕に取り付け、イカロスは空へ飛び立った
- [障害]しかし、蝋で固めた鳥の羽は太陽の熱に溶けて散った
- [結果]翼を失ったイカロスは地上へ墜落して死んだ
主張(1) = [論点 見解 根拠 結論]
主張の最小構成要素
- 論点 -- 言及する対象
- 見解 -- 論点に対する認識、知識etc
- 根拠 -- 見解を裏付ける根拠
- 結論 -- 最終的に主張したい事柄
主張(2) = [対象 認識 立場 結論]
主張の(多分)最小構成要素。ステートメントパターン。
- 対象 -- 何について、論点
- 認識 -- 対象についての認識、認知
- 立場 -- 対象に対する立場、立ち位置
- 結論 -- 最終的に主張したい事柄
[例]
- 原子力発電所について(対象)
- 危険な代物だと思う(認識)
- 原子力発電には反対(立場)
- 原発を全て廃止せよ(結論)
順列
紹介=[概要 来歴 中核概念 利点 比較 導入方法 注意事項]
製品や新技術の紹介フォーマット
- 概要
- 来歴
- 中核概念
- 利点
- 比較
- 導入方法
- 注意事項
垂直
正規表現
全体→個別(パターン)
相関図
複数の項目の相関関係を表した図。
た
調査レポート
- 目的
- 調査の目的、意図
- 調査方法
- 調査内容の整理、必要であれば調査方法
- 調査結果
- 調査内容の評価及び検証
- 考察
- 調査内容の評価及び考察
- 結論
- 最終的な結論