[MEMO]見積もり
見積もりにおける重要な心構え
- 見積もりは実際の結果とは乖離するもの
- 見積もり通り進行することは無い
- 見積もり通りに進行しないことで責められるのであれば、そいつが心得違いをしている
古来より伝わる雑見積もり
- X(理想完了時間) * 1.5(トラブル発生時のバッファ) * 2(割り込みによるロス) = 3N時間
- トラブルも割り込みもなく理想的に作業が完了するのが1時間である場合、トラブル発生時のバッファとして+1.5時間、割り込みのロス対策として+2時間を追加する
- すると4.5時間掛かることになる
- [MEMO]
新人に与える時間
- ベテランなら2〜3時間で終わるタスクでも新人(新規参画者)にアサインする時は3日とする
- 「それを知っている」はこれだけ見積もりに影響する
タスクは分解する
- 大抵のタスクはざっくりした指示になる
- ざっくりしているので詳細な考慮が漏れていることが多々ある
- なので、一旦タスクを分解し、やるべき作業を詳細化することが重要
- タスクの分解方法は「成果物ベース」「プロセスベース」の二種類がある
標準的なタスクパッケージ
- 調査/検討
- 設計/設計書修正
- 実装
- テスト
- レビュー
- デプロイ
考え方1:2日で終わるか?
- タスクをアサインされた時、「2日で終わるか?」と考える
- YESなら「1日で終わるか?」と考える
- YESなら「3時間で終わるか?」と考える
- YESなら「1時間で終わるか?」と考える
- このようにして主観的な規模感を洗い出す
- 2日以上掛かるタスクはそもそも見積もるには規模が大きいので分解した方がよい
考え方2:納期と金額を固定する
- 契約時に納期と金額を固定する
- その条件の中で提供可能な機能をリストアップする
- 提供範囲も確約可能な最小範囲と確約できないストレッチ目標を設定する
- 納期や金額を変更しての再見積もりは期間なら四半期単位、金額なら倍額・半額単位で再設定
不確実性の高いタスクから着手する