配列/連想配列はラップせよ

1. 原則

• 配列や連想配列はそのまま変数に格納して取り扱わず、データを内包するクラスを作成しラップする
• 配列や連想配列内のデータに対する操作をコードのあちらこちらに断片化させてはいけない

2. 根拠

特定のデータに対する操作をコード中に分散させてはいけない

• 特定のデータに対する操作がコード中に分散して現れるのはコードが無秩序であるということであり、保守性に問題があることを示している
• 単一責任原則にも反する

3. 指針

配列や連想配列のデータをラップするクラスを定義する

• 以下のような配列があるとする（例えば、DBから取得してきたデータやWeb APIから取得してきたJSONなどが想定される）

values = [
    {
        id: 1,
        name: 'user1',
        age: 20
    },
    {
        id: 2,
        name: 'user2',
        age: 30
    },
    {
        id: 3,
        name: 'user3',
        age: 40
    },
    ...
]

• このようなデータを変数に入れて使い回すのではなく、このデータを内包するクラスを定義する

class Users:
    def __init__(self, values):
        self.values = values

• データに対する操作はクラスのメソッドを経由させる

class Users:
    def __init__(self, values):
        self.values = values

    def get_over30_user(self):
        # ageが30以上のデータを抽出して返却
        ...

• このようにする事で特定のデータに対する操作や処理がコード中に分散することを防ぐことができる

4. 注意事項

• 特になし