Linuxコマンド

1. 基本操作

ls - ファイルを一覧表示

ls パス

• よく使うオプション
  • ls -a -- DotFileも含めて全て表示
  • ls -v -- ファイル名でソート
  • ls -r -- ソート順を逆転（reverse）
  • ls -lh -- ファイルサイズをSI接頭辞で表示
  • ls -lt -- タイムスタンプで昇順ソート
  • ls -ltr -- タイムスタンプで降順ソート
  • ls -lS -- ファイルサイズでソート
  • ls -R -- サブディレクトリの内容も表示

mkdir - ディレクトリを作成

mkdir ディレクトリ名

• ディレクトリ階層をまとめて作成する

mkdir -p ./親ディレクトリ名/子ディレクトリ名

cat - ファイルの内容を出力/結合

• 注:小さなファイルの内容確認ならこれでもよいが、大きなファイルの場合は less を使った方がよい

cat ファイル

• ファイルを結合
• 分割されたログをまとめて見る時などに使用する

cat ファイル1 ファイル2 ...

• オプション:
  • cat -n -- 行番号を付けて表示

cp - ファイル/ディレクトリのコピー

cp コピー対象 コピー先

• よく使うオプション
  • cp -l -- ハードリンクを作成
  • cp -s -- シンボリックリンクを作成
  • cp -r -- 再帰的にコピー
  • cp -a -- パーミッションなどもそのままコピー

mv - ファイル/ディレクトリを移動, リネーム

mv 移動対象 移動先

# 移動対象と移動先が同じの場合、リネーム
mv ./test.txt ./test2.txt

rm - ファイル/ディレクトリの削除

rm 削除対象

• よく使うオプション
  • rm -r -- 再帰的に削除

touch - 空ファイルの作成

touch ファイル名

pwd - カレントディレクトリのパスを表示

pwd

cd - カレントディレクトリを移動

cd パス

• よく使うオプション
  • cd -- パラメータを指定せず実行するとログインユーザーのホームディレクトリへ移動
  • cd .. -- カレントディレクトリからひとつ上のディレクトリへ移動
  • cd - -- 直前にいたディレクトリに移動

2. ファイル操作

find - 様々な条件でファイルを検索

• 典型的な使い方

find . -name "*.md" | xargs grep Linuxコマンド

• ファイル名で検索

# 拡張子が.mdのファイルを検索（ワイルドカード）
find . -name "*.md"

• -type のオプション
  • -type f -- ファイルのみ検索
  • -type d -- ディレクトリのみ検索
  • -type l -- シンボリックリンクのみ検索
  • -type s -- ソケットのみ検索
  • -type p -- 名前付きパイプのみ検索
• その他のオプション
  • -atime -- 任意の日数にアクセスされたファイルやディレクトリを検索
  • -mtime -- 任意の日数に更新されたファイルやディレクトリを検索
  • -amin -- 任意の分数以前にアクセスされたファイルやディレクトリを検索
  • -mmin -- 任意の時間に更新されたファイルやディレクトリを検索
  • -anewer -- 任意のファイルの更新日時よりも後にアクセスしたファイルやディレクトリを検索
  • -newer -- 任意のファイルの更新日時よりも後に更新したファイルやディレクトリを検索
  • -empty -- ファイルやディレクトリの容量がないものを検索
  • -size -- ファイルの容量を指定し検索

less - 高機能ページャ（ファイルの内容を表示する）

less ファイル名

• オプション
  • -N -- 行番号を表示
  • +F -- tail -f 的な挙動
• 操作
  • PageUp/Down -- スクロール
  • /<キーワード> -- ファイル内を検索
  • :<番号> -- 指定された行へ移動
  • < > -- ファイル先頭/末尾へ移動

head - ファイルの先頭を出力

head ファイル名

• オプション:
  • head -n 数値 -- 指定された数値分の行を出力

tail - ファイルの末尾を出力

tail ファイル名

• オプション:
  • tail -f -- ファイルの更新を監視
  • tail -F -- ファイルの更新を監視（リネームされた場合、リネームされたファイルを開き直す）
  • tail -n 数値 -- 指定された数値分の行を出力

sort - ファイルの内容をソートする

sort ファイル名

• オプション:
  • sort -V -- 数字順でソート
  • sort -g -- 数字順でソート
  • sort -f -- 大文字小文字を区別しない
  • sort -r -- ソート順を逆転

uniq - ファイルから重複行を除去

uniq 検索パターン ファイル

• 注意: 対象ファイルがソート済みであることが前提となる為、 sort でソートしておく必要がある(以下例参照)

sort ファイル | uniq

paste - ファイルを水平方向に連結

paste ${ファイル1} ${ファイル2}

• オプション:
  • paset -d ${区切り文字} -- 区切り文字を指定する

grep - ファイルから文字列を検索

grep 検索パターン ファイル

• オプション:
  • grep -r -- 検索対象にディレクトリを指定した際、再帰的に検索
  • grep -c -- 検索条件にヒットした行数のみ表示
  • grep -v -- 検索条件にヒットしなかった行を抽出
  • grep -e 検索パターン -e 検索パターン ... -- 検索パターンを複数指定
  • grep -f ファイル -- 検索パターンを列挙したファイルを指定（ grep -e より大量のパターンを指定したい時に利用）
  • grep -i -- 大文字と小文字を区別せず検索
  • grep --line-buffered -- tail -f と組み合わせてリアルタイムに検索する

wc - ファイルの文字数/行数をカウント

wc ファイル

• オプション:
  • wc -l -- 行数のみ出力

diff - テキストファイルの差分を出力する

diff ${比較元ファイル} ${比較対象ファイル}

• オプション:
  • diff -s -- ファイルが異なるかのみチェックする
  • diff -r -- ディレクトリ同士を比較する
  • diff -c -- 差分をコンテキスト形式で出力する
  • diff -u -- 差分をユニファイド形式で出力する

patch - patchファイルを出力する

patch ${ファイル} ${差分}

• オプション:
  • patch -n -- ファイルが異なるかのみチェックする
  • patch -r -- ディレクトリ同士を比較する
  • patch -c -- 差分をコンテキスト形式で出力する
  • patch -u -- 差分をユニファイド形式で出力する

patch ${ファイル} ${差分} >

• diffから直接patch

patch -R ${適用対象} < パッチファイル名

chmod - パーミッションを変更する

chmod ${オプション} ${ファイル/ディレクトリ}

• よく使うパーミッション
  • 600 -- 所有者以外読み書き不可（秘密鍵など）
  • 600 -- 誰でも読み書き可能（実行は禁止）
  • 644 -- 所有者以外はリードオンリー
  • 777 -- フルアクセス許可

chown - 所有者を変更する

chown ${ユーザー:グループ} ${ファイル/ディレクトリ}

3. 圧縮/解凍

tar - アーカイブファイルの作成/展開

• ディレクトリをアーカイブしてgzip圧縮

tar zcvf アーカイブファイル名 アーカイブ対象

• gzip圧縮されたアーカイブファイルを展開

tar zxvf アーカイブファイル名

gzip - ファイルをgzip圧縮する

gzip 対象ファイル

gunzip - gzip圧縮されたファイルを解凍する

gunzip 対象ファイル

zip - ファイルをzip圧縮する

zip 対象ファイル

• よく使うオプション
  • zip -r -- サブディレクトリも含めて圧縮

unzip - zipファイルを解凍する

unzip 対象ファイル

• よく使うオプション
  • unzip -Ocp932 zipfile.zip -- Windowsで作成されたZipファイル（Shift-JISベースのファイル）を展開する際のオプション

ネットワーク

ip - ネットワーク

ip ${オプション} ${オブジェクト} ${サブコマンド}

• よく使うオプション
  • ip -4 addr -- マシンに割り当てられているIPアドレス（IPv4）を表示する

ping - ネットワークの疎通を確認する

ping ${IPアドレス|ホスト名}

システム管理

free - メモリ使用量を表示

free ${オプション}

• MEMO:
  • とりあえず used の項目を見ておけばよい
• よく使うオプション
  • free -m -- メガバイト単位で表示
  • free -g -- ギガバイト単位で表示
  • free -h -- SI接頭辞を付けて表示

vmstat

vmstat

iostat

iostat

top

top

date - 日付を取得したり設定する

date

w - ログイン中のユーザーを表示

w

whoami

whoami

groups

groups

id

id

password

password

useradd

useradd

df

df

du

du ディレクトリ

• よく使うオプション
  • du -a -- ファイル容量も出力
  • du -s -- 容量の合計を出力
  • du -h -- SI接頭辞を付けて表示
  • du -ah -- ファイルを含めた容量にSI接頭辞を付けて出力
  • du -sh -- 合計容量にSI接頭辞を付けて出力

uptime

uptime

ps

ps

kill

kill

参考資料

• フルデジット有限会社｜サーバ運営Tips｜よく使うLinuxコマンド
• ファイルなどを検索する！findコマンドの詳細まとめ【Linuxコマンド集】
• 生データファイル処理のための基本的なUnixコマンドラインツールまとめ - Qiita